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建造物によるテレビ受信障害調査

地上デジタル放送の受信障害予測

建造物による受信障害発生イメージ


  • しゃへい障害は、希望波が建造物によりしゃへいされ低下し、いままで潜在していた複数の反射波の成分により受信電波の品質(CN比性能)に劣化が生じて受信不良となる。また、希望波の電界強度が著しく低下すると受信機の所要信号レベルを下まわり受信できなくなる。

  • 反射障害は、建造物の壁面で反射した電波が、希望波よりも時間的に遅れて到来するためマルチパス(多重波伝搬)により受信不良となる。

  • しゃへい障害や反射障害は、建造物が建設される前の受信電波の品質の状況により発生規模が異なるため、周辺住民との紛争回避のために、事前に受信障害の調査予測を行い障害発生地域を予測して受信障害対策計画を策定し、所轄の地方公共団体へテレビ受信障害調査報告書の提出が必要です。

地上デジタル放送の障害状況


 受信信号品質が劣化しても誤り訂正機能により画質劣化は生じません。

 誤り訂正機能の能力限界(受信限界)を超えると急激に画質が劣化します。
  (ブロックノイズ ⇒ 画面のフリーズ ⇒ 受信不能)

  • 建築が進むにつれ、ある日突然テレビが映らなくなってしまう恐れがあります。
    また、デジタル放送の受信障害は、視聴画像からはっきりと認識できるためクレームに繋がり易く、さらに現地(事前)調査を行わず建造物を建築した場合、発生した受信障害の原因特定が難しくなり、障害対策に時間を要し周辺住民との紛争の要因になるため、事前に受信障害調査予測を行い障害発生地域を予測して受信障害対策計画を策定し、所轄の地方公共団体へテレビ受信障害調査報告書の提出が必要です。

協会が発行している調査に関する資料

(建造物受信障害/受信状況)調査要領(平成30年6月改訂)

◆ 建造物によるテレビ受信障害調査要領
       テレビ受信状況調査要領(平成30年6月改訂)

建造物障害予測の手引き(2005.3)

◆ 建造物障害予測の手引き(2005.3)

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建造物によるテレビ受信障害調査